全日本磯釣連盟海防第三号

釣り人の心得

S.39.9.1    補正改正
S.44.2.18   2−(3)項目改正
S.51.6.13   補正改正
H.4.11.14   補正
H.12.5.27   補正


           全日本磯釣連盟

出漁の心得
   (1) 常に新しい気象情報を入手し、天気図を検討すること。なお、現地測候所、気象台の
       天気予報も聞くこと。

   (2) 現地では、職漁者や渡船業者の予報、注意事項を充分尊重し、独断で強行出漁することは
       避けること。

   (3) 釣り場における海象の、特殊性、特に磯波の特殊事情を事前によく調べて置くこと。

   (4) 視界不良の暗夜や濃霧の際の出漁は避けること。但し、これらの場合にあっても、安全で且つ
       天候急変の際にも充分退避できる場所に付いては、この限りでない。

   (5) 単独に出漁することは、避けること。

2.釣り場及び渡船の心得

   (1) 渡船を利用する場合は小型船舶検査機構検査済みの船舶を利用するとともに、乗船中は救命胴
       衣着用、当該船舶の定員の遵手、海中転落の防止、船長の指示事項の遵手等に注意すること。
   
   (2) 釣り場では、救命胴衣を着用し、救命綱は身辺に置き、常に緊急に備えること。

   (3) 釣り場では、予め避難場所を選定しておくとともに、海中に転落したときの上陸地点を調べておく
       こと。
   (4) 釣り場では、天候や海象の急変に注意するとともに、天候や海象が悪化して渡船業者から注意が
       有った 場合、または渡船が緊急避難の標識旗(紅色旗)を掲げた場合には、直ちに退避のため
       乗船準備をする.。

   (5) 磯すべりを防止する為、足ごしらえには特に気をつけること。

3.必携品の心得

   次の救命用品等は必ず傾向のこと。
    イ. 救命胴衣(検定品を使用のこと。)

    ロ. 救命綱(90kg破断以上の強度のもの)

    ハ. 呼子笛

    二. 懐中電灯

    ホ. 救救医薬品

    へ. 信号旗(黄色又はオレンジ色)

4.緊急避難の心得

    (1) 緊急避難または救助を要する場合は、次の要領により信号を発すること。

       イ.呼子笛は断続音を繰り返し吹き鳴らすこと。

       ロ.信号旗(黄色又はオレンジ色)或は之に準ずる物を竿につけ、左右に大きく振りつずけること。

       ハ.夜間は懐中電灯にて大きく円を描きつずけること。

5.その他

    (1) 出漁の際には、事前に所属団体に日時及び場所を通知しておくこと。

    (2) 海難防止委員や(財)日本海洋レジャー安全振興協会認定のフィッシング海上安全指導員の
        注意や指示事項については、所属の如何を問わず尊重すること。

    (3) 海防第3号は釣り人を海難から守る基本的なルールである。厳に遵守すること。

    (4) 海難事故は局番なし電話番号「118」で海上保安庁に通報すること。

       イ.通報の際は、氏名、いつ、どこで、何が起こったかなど明確に伝えること。



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