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犬の乳腺腫瘍とは?
乳腺腫瘍は乳腺(乳房)に出来る腫瘍です。おおよそ50%が良性で腫瘍切除で根治できますが、悪性の場合は、臓器深くに進んだり、血管、リンパ管に伝って転移します。
症状として、乳頭周囲に硬いしこりのようなものが認められます。特にメス犬に発症しやすく、高齢になれば発症率が高くなります。

    

平成16年11月13日(土)
以前から気になっていた両方の乳腺辺りのしこりが無数に出来て、更に大きくなる。かかりつけの病院で診察、すぐに切除したほうが良いとの事。入院の日取りを決めなくてはいけないが、過保護に育てたため他人に預けるのが心配で・・。
平成16年12月1日(水)
昨日の夕方から絶食で午前9時に入院。鳴くかと思ったら、すんなり看護士さんに抱かれてくれた。午後12時、右側半分を手術開始。数時間で無事終了。夕方に面会に行ったら麻酔も取れてゲージの中で座っていた。親ばか飼い主は目がうるうる。
平成16年12月3日(金)
経過良好のため午前中に退院。黄色の包帯が生々しいが帰りたい一身で吼える、飛びつくで大騒ぎ。・・内心ホットする。
平成16年12月8日(水)
細胞検査の結果が出る。残念ながら『悪性混合腫瘍』。もう片側も近いうちに切除しなくてはいけなくなる。
平成16年12月11日(土)
きず口もよくなったので抜糸。また痛いことされるんじゃないかと思ったのか?暴れて先生をてこずらせる。やれやれ・・これで一安心
平成17年3月17日(木)
左側の乳腺腫瘍を切除。前回の時と同様、午後12時から手術開始。2度目なので多少の落ち着きはある。夕方仕事が終わり駆けつけると、かすれ声で『頑張ったよ』と鳴く。更にいとおしくなる。
平成17年3月18日(金)
前回も同様、毎日見舞いをしに行く私達。ゲージに中で『出してくれ』と暴れて水入れをこぼす犬。犬を子供のようにしてかわいがる私達を見て、先生、看護士さんも呆れ顔。
平成17年3月19日(土)
経過順調。包帯にぐるぐる巻きにされた愛犬の姿は痛々しかったが無事退院できて良かった。そっと抱きしめたら、消毒液のにおいがした。
平成17年3月25日(月)
抜糸。腫瘍の切除はしたものの、悪性だったので経過観察はするように。とりあえず、3ヶ月後のレントゲン撮影まで良しとする。
1度目手術
2度目手術
エリザベスカラー