「システムの復元」機能について


 WindowsME、WindowsXPに搭載されている「システムの復元」機能について
多くの人が過信し過ぎているのでここで警鐘する。

 「システムの復元」というのはかなり複雑なシステムであり、細かいことついては
以前にもこのページで解説してあるので、ここでは簡潔に説明する。
「システムの復元」とはにシステムの状態を保存しておくことであるが、これはプログラム
やレジストリを一定の時期ごとにrestoreフォルダ内に圧縮して保存しておくことである。
 
 ところが、である。
Windowsというシステム自体がおかしくなった場合、このバックアップしたrestore
フォルダを解凍することが出来なくなったり、restoreフォルダにアクセスすること自体
ができなくなって、「システムの復元を失敗しました」となることが多々ある。

 そもそも、Windowsの調子が悪くなったときほど「システムの復元」に頼りたいのに、
復元が失敗するというのであれば、この「システムは一体何なんだ」ということになる。

 私がWindowsMEを購入した直後、こういったことに無知だった私のパソコンは常に
不調との戦いでもあった。
 しかし、そういったときに限って、頼みの「システムの復元」が失敗してしまったのである。

今ではMicrosoft社のサイトでも「システムの復元に関する修正プログラム」の配布を
行っているが、もしかすると、私がこれに関して大いに寄与しているのではないかと
真剣に考えている。

 実は私は、「システムの復元がどうして失敗するのか」から「パソコン道」にハマった
のである。

 私は今まで幾度となく、システムの復元が失敗する原因について分かったことについて
Microsoft社を始め、相性の悪いプログラムを提供しているベンダー、パソコントラブル
に関する各相談サイト等にレポートを上げてきた。
 ・2001年9月8日問題
 ・RealPlayerOne の履歴が復元失敗に関係する問題
 ・Windows98からWindowsMEにアップグレード中にrestoreフォルダが壊れる問題
 ・WindowsMEにおいてDOSでrestoreフォルダを再製する方法。
   (これはあまり知られていないので 知りたい人は こちらへ
 ・restoreフォルダから値を抜き出す方法。


 しかし、研究すればするほど、「このシステムの復元」は脆弱な代物である。
復元のためにいくばくかのHDDの容量を使用し、バックグランドでそのシステムが
起動していることを考えると「ふーむ?」と唸ってしまうのは私だけであろうか。





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