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天外魔境2


メーカー ハドソン ジャンル RPG
機種 PCエンジン SUPER CD−ROM
発売日 1992年 3月26日



CD−ROM初のRPG「天外魔境」。 その続編である「天外魔境2」の紹介です。

天外魔境の続編という事で発表当時から注目され、 SUPER CD−ROMのプロモーションソフトしての役割を担って 「金銭面の事は気にせず、とにかく面白い物を」という破格の条件で作られた、という事もあり、 現在でも支持している人の多いRPGであります。

天外2は、RPGとしては非常にオーソドックスな作りです。 それなのに、何故今でも支持されているのか。その理由の一つとして、 「操作性の良さ」を挙げる事が出来ます。
CD−ROMゲームのネックである読み込み時間が非常に少なく、 イベントに入る時以外は、違う国へ移動する際に多少読み込む程度で、 戦闘では読み込み自体がなかったりします。
その戦闘も場合によっては数秒で終わってしまい、キャラの移動速度も早いので、 動かしていてストレスを感じる事がほとんどありません。
このように、天外2はシステム面で非常に快適なゲームとなっているのです。

まぁ操作性が良いだけでは「面白いゲーム」とは言えないのですが、 例えば戦闘シーンなどは、オーソドックスな対面式戦闘ではありますが 結構戦略的な作りになっていて、 術や奥義を組み合せる事によって様々な戦法を生み出す事が出来ました。
「敵と交互に何度も斬り合う」という効果の奥義があるのですが、術などで相手を眠らせるなり 凍らせるなりして行動不能にしたり、あるいはこちらへの通常攻撃を無効にした後で その奥義を使用すれば、一方的に相手を斬りつける事が出来る様になる訳です。
術を使用する為の巻物は各キャラで持ち替える事が出来るので、 自分なりの戦い方を構築するのも楽しいのではないかな、と思います。

では次に、天外2の最大の特徴でもあるその「大きさ」について解説したいと思います。
イベント数、乗り物の数、マップの広さ、テキスト量等など、 ほとんどの要素において、当時としては天外2は破格の大きさを持ったRPGでした。
天外2の基本ストーリーは「火の一族の卍丸たちが、ジパング征服の為に甦った根の一族を 打倒していく」という物です。要素が大きければプレイ時間も長くなる訳ですが、 その分、ストーリー展開の仕方はとても単純で、分かり易い作りとなっています。

そのエリアのボスを倒して聖剣を手に入れ、聖剣で暗黒蘭を斬って次のエリアへ行く。

ボスの城へ行く為の手段などが各エリアで違ったりするのですが、 基本的にはこの流れの繰り返しで進んでいきます。
分かり易いが、同じ事の繰り返しではつまらなくならないか。 そう感じさせないのは、天外2でもっとも魅力のある部分と捉えてる人も多いと思われる、 アクの強いキャラクター、ケレン味があるから、なのです。

ケレン味、つまり「はったり」ですが、町中や寺社にでーんと咲く巨大な暗黒蘭もそうですし、 平野に無数に立ち並ぶ敵の城、イヒカの巨人の起動シーンなど、 はったりを利かせた場面が随所に存在します。
見た目だけでなく、セリフなんかでも「火の一族の作った中で唯一まともに動いた兵器を 根の一族に奪われた」だの「根の一族は、ヨミ(根の一族の神) だけでなく、マリ様(火の一族の神)も見つけ出してしまった」だの、 こちらの危機感を煽ってくれます。

キャラも一癖も二癖もある奴ばかりで、憎悪を愛にまで昇華してしまう奴や コックスタイルのオカマ、悪態を吐きながらも戦争の終結を願う天狗たちなど、 実に様々な形のキャラクターが登場します。
それら個性的なキャラ達の存在が、長時間になるプレイを飽きさません。

そして、これは敵キャラに限らず、巻物をくれる天狗、ジパングの村人全てに言えるのですが、 喋り方が妙に俗っぽいのです。
それだけでもけっこう新鮮なのですが、俗っぽい分、空々しさがなくて、 敵キャラはより憎たらしく、天狗や村人達の願いは心に伝わり、 ジパング人というのはこんな感じなんだなぁ、とゲームにのめり込みやすい。
個人的には、天外2で最も好きなのがこの部分だったりします。


長くなってしまいましたが、天外魔境2の紹介はこの辺で終わりたいと思います。
リメイク版も出ていますので、まだプレイした事のない方は、 1度手に取ってみてはいかがでしょうか。
きっと楽しめるかと思います。



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