西山万歳の始まりは、江戸時代初期に庄屋中野万五郎が刈谷藩の江戸屋敷へ
万歳師を派遣したことによると言われる。
第二次大戦による中断で古臭いものとして見捨てられそうになった西山万歳だったが、
前田清・正吾兄弟が伝統を守った。今では前田弘ら若手が集まって芸を磨いている。
以来、西山(西岡町)では伝統が受け継がれ、昭和初期まで幾組もの万歳師たちが、
東京やその近郊へ赴き、新春を言祝(ことば)いだ。
えへへーおほほーと
笑う門には 福来たる
千年の春 お祝い
万歳楽までも この 御家