和歌山県由良町:風力発電低周波健康被害試論的私論

広川明神山風力発電所、由良風力発電所に見る地方自治体組長の見識 2/2

 

4.県民の"驚き"は

 議員の「たくさんの風力発電機が建設されると、多くの県民も驚く事になる」と言う指摘は、単に数の問題だけではなかったのだろうが、実際に県民が驚いたのは、それまでの単基小出力の風車のイメージとは全く異なる広川明神山風力発電所に始まる、所謂大型風力発電施設ウインドファーム(WF)の複数の風車による圧倒的な視覚的威圧感とその騒音であったろう。特に音は容易に具体的にイメージできるものではなく、仮にあったとしても事業者の説明や短時間の議員さんのチョットばかりの現地視察如きでその実態が解るモノではない。ではどうするか少なくとも最低1週間、出来れば一月くらいはその近くに住んでみないことには解らない

年度稼働年月 設 置 者 設置場所 定格出力
(kW)
基数 総出力
(kW)
メーカー
H12 2000年5月 NEDO 和歌山県有田川町(旧吉備町) 230 230 日立-Enercon
H15 2003年4月 ノーリツ鋼機(株) 和歌山県和歌山市 600 1 600 三菱重工業自家用
H16 2005年3月 和歌山県広川町 和歌山県広川町 1500 1 1500 GE Wind Energy
H19 2007年10月 御坊市 ふれあいセンター 和歌山県御坊市 10 1 10 大和エネルギー株式会社
H19 2008年3月 国土交通省 和歌山県太地町 10 1 10 大和エネルギー株式会社
H20 2008年10月 (株)広川明神山風力発電所 和歌山県広川町 1000 16 16000 三菱重工業
H20 2008年12月 白馬ウインドファーム(株) 和歌山県広川町 1500 20 30000 GE Wind Energy
H21 2009年10月 (株)ユーラスエナジー有田川 和歌山県有田川町 1300 10 13000 Siemens
H22 2010年10月 日の岬ウィンドパーク風力発電所 和歌山県日高町 1990 1 1990 Enercon
H23 2011年9月 由良風力開発(株) 日高郡由良町 1990 5 9950 富士重工

 かつて、裁判で「低周波音は扇風機からも出ている」と煙に巻き、裁判官や原告を手玉に取った"専門家"がいたが、それこそ、「それまでの単基の風車とMW級WFの差」は「規模は勿論騒音も扇風機と風車の差」くらい程度ではなかろうか。因みに前記の専門家は現在は「風力発電装置発生音波から低周波音などでていない」としている。
 少なくとも私は風車の近くにしばらくいただけで、その晩から数日体調がおかしくなった。これは何によるモノであろうか。そして、風車騒音がもたらすモノは「直ちに影響が有る」と言うべきであろう。

 MW級の風車の圧倒的な規模的景観破壊は1基でも大きい。それが初体験的に複数の風車列となれば、その驚きは大都会のビル群の中に住んでいる人々でも無い限り、その威圧的巨大さは、一気にゴジラが何頭も山並みに並んだようなモノでは無かろうか。
 それを"専門家"は景観は何れ「目に馴染み」、音は今でも「聞こえない」はずだが、何れ慣れると言う。本当にはそうではないことは多くの風車被害者の存在が証明している。

 そもそも音というモノがイメージとして想像しにくいモノであり、風車が出来て初めてその音に曝されなければ解らないモノであるのだが、そこから絶え間なく発される「ゴー、ゴー」or「シュッ、シュッ」と言う異様な轟音は、ビデオで録画したモノでは、風の音の方が大きく聞こえ、こうした音の異様さは臨場感もなく良く解らない。

 それは録音に於いて、風車の音は離れた音になるが、風はマイク自体にあたる風の音を拾ってしまうからである。ところが、マイクが拾い、示した数値の音こそ科学的証拠と考える"専門家"はマイクが拾ったと同じ音を人間の耳が拾っていると考えているor考えるしか仕方ないのであろう。何故なら彼らは業務として何らかの客観的データを示さなくてはならないからだ。
 
 でなければ、ほとんどの”専門家"が言うところの”風車騒音は風の音に紛れる”と言うことが理解できなくなる。恐らく、私が言っているような事を一番良く解ってくれるのは間違いなく、多くの騒音現場を踏んでいるはずの測定業者であるはずだ。しかし、また同時に法的に規制がない低周波音、超低周波音に関して違反を論っても、何の意味も持たないことを知っているのも彼らである。もちろん、一定の意図を持って低周波音被害を全く否定するような業者もいるであろう。しかし、現地に行けば低周波音、超低周波音、可聴域音ともに聞きたくはない音、即ち、絶えられるモノではない騒音であることは誰でも感じられるであろう。ただし、それに要する時間はその人の聴感の鈍感さにより異なるではあろうが。

 こうした"専門家"”と被害者との齟齬は、彼らは音を単に機械的に「音の大きさの大小=デシベル」として認識しているからである。しかるに、人間の耳は、単に「音を大きさだけ」として聴き取るのでなく、無意識に、そして時には極めて意識的に、「音質の違い」を聴き取るからである。この事実を無視しては、「音の三要素」の意味が全くなくなる。人間の耳は、心地よい音、不愉快な音、異質の音、…、をそれぞれに、ズームマイク的に、選択的に音を聞く事が出来るからである。これは謂わば”全方向カクテル・パーティー効果”とでも名付けられよう。例えば、勝手×××が自分の悪口を言われると急に地獄耳になるのが良い例であろう。

 そして、「シャドーフリッカー」だが、これは風車の影が我が家に入り込むような距離に風車がなければ体験することは無いが、やはり、チラチラ動くモノに人は慣れることが出来るのだろうかが問題だ。例えば、猫が大きくなると「じゃらしても」バカらしくて飛びかかってこないように。多分、回転していることが解らない程度、即ち、鉄柱のように「動かないモノ」と見間違う程遠くに有れば、何時かは景観的に慣れるかもしれない。だが、あの「青空に白色」は”注意喚起色”であり、鉄柱のようには慣れることは無かろう。

 何れにしても風車近辺に住み続け、眺め続ける人にとっては、厳として、風車は、”間無し動き続けるモノ”で、それが視覚に入ってくる限り、鉄柱と認識することは出来ず、決して”気にならない風景”とはなり得ないであろう。
 これは謂わば、あなたがもし居続けるなら、「同じコマーシャルを流し続けるTVが有る部屋」と「絵画が有るか何もない部屋」のどちらをあなたは選ぶかと言うようなモノではなかろうか。


5.由良風力開発と区民との「協定書」
 ただ、「広川明神山風力発電所」に限れば風車稼働と同時に被害者は出現していたはずであり、その声が上がっていれば、少なくとも3年後稼働のそれに連なる「由良風力開発」は建設されなかったはずである。しかるに建設されたと言うことは、様々にそれなりの事情があったとしか思えない。

 少なくとも由良町畑区長と由良風力開発社長との間で平成20年12月に調印された「協定書」では「低周波、電磁波により、地区住民に苦痛を与えないこと」の一項を入れることで、仮に問題が起きても「速やかに」解決されるモノと住民は思ったのであろう。

 今般の騒音問題は将に協定書に於ける、「疑義を決定できない場合」であり、住民は協定書の立会人である由良町長に「仲介、斡旋」を求めたのであろうが、その結果が町長には「風車停止の権限ない」と言うことだ。

 少なくとも、組長は設置に際し、風車近くの住民のように、その影響の可能性を「一切知らなかった」では済まないはずだ。なんと非道い、無責任な、と思わないでもないが、ここの町長でなくてもこうしたことが全国どこでも風車問題が起きた場合の事業者、自治体の処理の定番であり、何も和歌山県だけの問題ではない。しかし、2012年2月の県議会に於ける雑賀光夫議員の一般質問からなどから窺い知る県の対応からすれば、和歌山県内に於いては当然過ぎる答弁と言う事であろう。

 こうした事例からも住民は安易に協定書に判を押してはいけない。と言うよりそもそもこれはあくまでも風力発電施設等の建設のための”お決まりの手続”で、実際には何の役にも立たないことは風車騒音問題のある地域の何れに於いても証明されていることだ。酷な話ではあるが、振り込め詐欺にようなモノで、全国で風車被害が起きており、誰もが当然知っているとは思うのだが、飽きずに騙されるのはどうしてなのだろうと思わざるを得ない。

低周波の測定結果、および分析図

6.開いた口が塞がらない日本気象協会の調査報告書

 だが、それにしても、日本気象協会が行った「騒音・低周波音の事後調査報告書(畑地区)の総評」では現物を見ているわけではないが、報道では、

@超低周波音については「風車の稼働により若干は上昇しているものの、誰も感じることはできない」
A可聴音については「環境基準を満たすレベル」
であり、そして、
B「超低周波音、可聴域音ともに、一般的な住宅内に存在するレベルと変わりなく、直接的に健康影響を及ぼす可能性は極めて低い」

 と言うことである。私としては、何とアホな、で、開いた口が塞がらないし、蛙の面に××××ではあるが、一応言っておこう。

 まずは、この報告書を書いた人間は、所謂測量の専門家かもしれないが、それ以前に日本語を知らなさ過ぎると言える。と言うのは、再び由良守生議員のサイト上の低周波の測定結果、および分析図 を拝借すると、例えば、「2Hzで風車停止中40dBが、稼働中70dB」になるという、少しオーバーに言えば2倍の音圧上昇が有る場合があると言うことであるが、それが彼らの測定時に於いては、「若干は上昇」であったとすれば、それは彼らの測定に問題があるとしか考えられない。或いは穿って言えば、”どうせ聞こえない超低周波音や低周波音であるから”2倍近くなっても聞こえないはずor影響は無いとでも思っているのではないかと思わざるを得ない。
 
 しかし、聞こえようが聞こえまいが、音の元である音波は空気振動のエネルギーであれば、そのエネルギーは工学士お得意のデシベルの差と比率は30dBの差は私の拙い知識では「若干」とは言わないはずだ。

 実はこの理論はエコキュートの静音性の宣伝時にはこの逆が使われており、「エコキュートの39dBは家庭用ルームエアコンの室外機45dB程度、ガス給湯機48db程度と較べても、それ以下の水準のエコキュートの39dB43dBを較べると、実際に聞こえる音のレベルとしては半分以下。としている。これは少し詳しくは、拙サイト”科学的”知見の欺瞞を参照いただきたいのが、30dBの音の差は音の理論に依れば、実に1000倍になるはずなのだ。これを、相手が”素人”さんなら「若干」とは恐れ入る

 或いは、余程静かなときか、稼働していない時に測定したとしか思えないが、わざわざ「風車の稼働により」としているのであるから、彼らの測定時には3dB程の差もなかったのかも知れない。是非ともこうした形のグラフを見たいモノである。

 更に「誰も感じることはできない」と断言したのは科学的に非常に非科学的である。少なくとも測定に当たった由良氏は「低周波による空気振動があることを確認した」としているからこそ「苦情」になるのだ。以前にも述べたとも思うが、因みに、多くの人間には絶対音感はないが、「相対音感」はある。これが有るから楽譜が読めなくても一応カラオケで歌が歌える。これが鈍いと音痴になる。これは音程、即ち、音の高低差を感じることであり、強弱ではない。同様に、何デシベルかは解らなくても、高低と同様に、その強弱の差、即ち、”変化”は感じることが出来ると言うのが”相対音圧”だ。超低周波音ではその差を感じるのは少々難しいであろうが、唸りとして感じ、無いわけではない。この場合はこれまで何度も述べているように「超低周波音の空気圧迫感」を感じると言うことだ。

 ただ、この報告書が「参照値」を持ち出さなかったことは正解だ。なぜならこのグラフではウソーと言った感じで、80Hz-53dBと言う”参照値”違反数値が記録されているからだ。因みに「低周波音による心身に係る苦情に関する参照値」は80Hzで41dBである。珍しく参照値がドツボニ嵌る例だ。

 しかし、少なくとも、この「誰も感じることはできない」と言う発言は、風車の騒音被害者全てに「お前等は詐病(嘘の病=詐欺)かキチガイ」と言っているのに等しく、当地の住民はこの侮蔑的発言については大いに怒って然るべきだ。

 
A可聴音については具体的なデータが見あたらないので何とも述べようがないが、聞くところでは、実はあるらしく、そこでは環境基準値を超えている数値が出ているらしいのだが、当該地は、わざわざ環境基準を定める必要も無いほど恵まれた環境で有ったのが災いして、”基準値が無いなら道路騒音の数値を当てはめて、それには違反していないので大丈夫”などと言っているらしいのだが真偽はわからないが、一体全体由良の被害者は何を見ているので有ろう。

 Bそして、問題の「一般的な住宅内に存在するレベルと変わりなく、直接的に健康影響を及ぼす可能性は極めて低い」だが、苦情者としては「風車が出来て健康被害が出た。そして今でも現場を去れば被害は和らぐ」であれば「健康被害と風力発電(低周波)との因果関係は有る」と誰もが思っている。もちろん産官学はこれまで、打ち揃って「風車による低周波音被害無い」としてきたが、被害者(=苦情者)続出により、昨今は”あるとも無いとも言わず”に、「健康被害と風力発電の低周波との因果関係は分からない」としている。
 ここで被害者が拙かったのは「風車の低周波音」と言ったことだ
。それを言えば、それを否定すれば事は済むことになるので私は「風車被害と低周波音を直結させることは絶対に薦めない」言うなら「原因は不明だが風車の稼働から体調が悪い」と言い続ければよかったのだ。原因を探すのは「彼ら」と言うことになるからだ。これも製造者責任(PL法)で行くべきだ。己の無実を証明することは非常に難しく、犯人を見つけるのが一番確かな方法であるのは、ドラマでもお馴染みであろう。

 さらには「医学的知見がない」にも係わらず、単なる測定業者が人間の健康についてあたかも医師の如く「直接的に健康影響を及ぼす可能性は極めて低い」「気象協会として判断して」言い切ってしまったのは、非常に拙い。明らかに拙い。そして、もっと拙かったのは、”気象協会の独自の医学的知見”の根拠の一つが、が”環境省による「低周波音問題の手引書」作成時のデータ”の如く述べてしまったことだ。誠に残念なことに”環境省はそれは「固定発生源」における資料であり、変動する風力発電は対象となっていない”と当然ながら述べている。

 何せ「低周波音問題の手引書」は「参照値」が存在するところなのだ「手引書」のデータを引き出すと言うことは、「参照値」を風車騒音に当てはめていることになるこれこそ環境省が今将に「参照値」を守るために「やってくれるな」と言っていることなのだ。将に”禁じ手”を使ってしまった訳だ。これを引き出した点では被害者が「風車の低周波音」を引き出した事はお手柄かも知れない。そして、不思議なことに、何故、「超低周波音、可聴域音ともに…」で、低周波音が抜けているのであろう。わざとなのか、単なる誤植なのだろうか。

 以上の「ミス」により「日本気象協会が行った「騒音・低周波音の事後調査(畑地区)」は無効と言えよう。余程調査結果に自信が有ったのか、or「苦情者達」を舐めきっていたのであろう。

 この件に関しては後に現物を見ることになる。黙殺の音 続 和歌山県由良町:風力発電低周波健康被害私論 究極の静けさの中で微かに聞こえる風車音 研究室よりも理想的な低周波音長期暴露"人体実験"  141019

 因に日本気象協会は、いかにも名前が立派で、「特に、風力発電施設の設置に係る環境アセスメントにおいては国内トップシェア」を誇るそうですが、ここは、あくまで「1950年に財団法人として設立して以来、気象・防災・環境に関する情報コンサルタント企業」であり、国交省下の「気象庁」とは全く別物です。とは言え、そこからは、ちゃんとお偉い人をお迎えしては居るのですが。


7.被害隠蔽に荷担した和歌山の県民性

 この問題の対処には、何となく和歌山県人の県民性が現れているような気がする。アバウトな県民性に何の意味があるかと思われようが、岡目八目、自分の家族兄弟などは身内では全然似ているようには思えないが、傍から見ると一目瞭然であるのと似ている。その確度は結構確かで、何時か”DNA占い”などが出てくるまでの”見た目占い”と言えよう。
 それよりは遙かに確度は劣るが、生まれ年、干支、血液型、星座、…などから人の占う性向は、私は格別嫌いではない。ただ12とか、血液型に至ってはたった4種類では余りに大雑把すぎるが、偶々見つけた県民性を見るサイトは少なくとも「47都道府県82地域」とあるから区分に於いては並の占いよりは詳しいはずで、アバウトに見るには問題無かろう。項目の選択、体裁の変更、太字部分の一部追加等は筆者。

 和歌山県民性を観る前に、愛知県を見てみると凡その確度が解るのでは無かろうかと、並べてみた。愛知県に関しては、どうも「良きように」見ている感じが否めない。例えば、「おだてにも乗らない生活堅実派」と言うことは「全然可愛くないウザイ、ケチ」と言うことになろうか。同じ様な色眼鏡で和歌山を見てみて見ると「お人好し」「素朴」、「辛抱強い」「純朴」と言うことを、敢えて一言で言えば、「××」と言うことである。

和歌山県 愛知県
男性 女性 男性 女性
のんびりしたお人良し 大ざっぱさが欠点でもあり魅力 おだてにも乗らない生活堅実派 しっかり者だが意外にミーハー
基本的には、のんびりしたお人好しが多いが、紀北の男性は阪神地区の影響で合理的、打算的な面が強い。紀南の男性は粗野で言葉づかいも乱暴なところがあるが、素朴でつき合いやすい人が多い。いずれも良く働き倹約してせっせと貯金に励む。 真面目で辛抱強いしっかり者。どちらかというと、男っぽい人が多い。金銭に対してシビアで見栄っ張りでブラント志向も強いが、その反面あっさりしていて素直な面もある。紀南の女性は純朴。情に厚く、働くことには一生懸命。大ざっぱさが欠点でもあり魅力でもある。

三河の男性は誠実だが頑固。意外に引っ込み思案のところも。尾張はとにかく堅実。おだてにものらないし、金にもシビア。ギャンブルもやってもほどほど。ひたすら貯蓄を愛する生活堅実派(名古屋では「一安二量三味」といわれるほど)。クルマの運転マナーがイマイチの人も。

三河の女性は正直で誠実。気さくだが、控えめで辛抱強く包容力がある。考え方も生活も堅実。どこか、冷静なところがあるので、我を忘れることも少ない。流行は気にするが安易には流されない。尾張の女性は忍耐強いしっかり者。何事も簡単にあきらめないし、弱音を吐かない。世渡りも上手で、男性が頑固な分包容力もある。几帳面でソツなく何事にも積極的。ブランド好きで見栄っ張りだが、ドライな一面も。流行は気にするが、簡単には飛びつかない。
  • 男性の平均寿命 77.01歳 41位
  • 自動車購入費 45位
  • 教養娯楽品購入金額 46位
  • 女性の平均寿命 84.23歳 41位
  • 書籍・雑誌購入額 43位
  • 習い事にかける金額 43位
  • 小売店数 5位
  • ピアノ所有数 5位
  • 交通費 46位
  • コンビニエンスストア数 46位
  • 喫茶店数 5位
  • 遊園地入場・乗物代  43位
  • ラーメン食事代 47位
  • ガソリン代 41位
  • (2008年調査データ)
  • 男性の平均寿命 78.01歳 13位
  • 博物館数 41位
  • 自動車保有台数 1位
  • 文房具購入額  40位
  • 女性の平均寿命 84.22歳 42位
  • 日照時間 4位
  • 仕事の平均時間[男] 5位
  • 昼夜間人口比率 3位
  • ピアノ所有数  7位
  • 睡眠・食事などにかける時間  46位
  • コンビニエンスストア数 11位
  • インターネット利用者率 8位
  • 喫茶店数 3位
  • 趣味・娯楽の平均時間[有業・女] 4位
  • 書籍・雑誌購入額 5位
  • 食事代 5位
  • 65歳以上の親族のいる世帯割合 43位
  • 語学教室にかける金額 10位
    (2008年調査データ)
【ちなみに和歌山県人の適職は】
官公庁に入ると出世する。
【ちなみに愛知県人の適職は】
とにかく堅実、冒険を好まないので、大企業か役所。

 この風車問題を見てみると、これらの県民性が如実に反映しているように思われる。人が良い、素朴、純朴、等と言えば聞こえは良いが、今時の言葉で端的に言えば、一に、世間に疎く、騙され易いと言うことに尽きる。それが単に個人レベルの問題ではなく、見栄からの隣人の目、そして、江戸時代に培われたのではないかと思う様な”お上”重視の性向、そして、地勢的に面的広がりを持つことが難しく、海辺に開けた集落の交通手段は昔は海からの交通手段がメインであったであろうで、山or峠一つ越えるのが大変な時代では、それぞれが別の世界というようなが意識が今もって有るのでは無かろうか。と言うのはトンネルを抜けると町がある、町を出るとトンネルになるという電車で通り抜けていった時の感覚でもある。意識的に寸断された地域の住民を騙すのは容易であろう。

 そして、その結果を辛抱強く見栄で我慢することは、単に自分の苦しみを長引かせるだけでなく、新たにより多くの被害者を創ることになる。少なくとも「広川明神山風力発電所」での被害の声が大きくなっていれば「由良風力発電所」はできなかったかもしれないのである。
 
 最後に、現地を訪れ、騒音測定をされ、この問題を私に提起されたエネファーム被害者であるkosmosoさんご夫妻のご主人のレポート「風発被害者の実態と人権」から、私も全く同感である、「最大の問題は、失礼ながら、田舎特有の人間関係・社会構造にあるようです。」という言葉を結びとしたい。

130110


風力発電の羽根の下で〜和歌山における被害の実態〜 風力発電の被害を考える会わかやま 制作ビデオ


黙殺の音 由良町の風力発電:低周波の健康被害の訴えに、町長「風車停止の権限ない」 121225

 黙殺の音 続 和歌山県由良町:風力発電低周波健康被害私論究極の静けさの中で微かに聞こえる風車音 研究室よりも理想的な低周波音長期暴露"人体実験"  141019


この件に関し新しい事態が生じた。
由良町議会前代未聞の事態 風車被害を質問する議員を時間制限無視で退場させる  140315


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