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平成26年3月22日脱稿(75歳)

近況報告 

 

   昨秋来断捨離と格闘していたら、今年のテーマが徐々に絞られてきた。我が屋内と屋外(庭・花壇・家庭菜園)の環境の整備だ。雑草はゆっくりとではあっても不断に成長する結果、いつの間にか畑全体を覆ってしまう。継続は力なりの典型例だ。

 

何としてでも避けたいのは、自宅で介護されている高齢者のお見舞いに出かけた折にしばしば出くわす光景だ。室内の一部はミニ・ゴミ屋敷と化し、何とはなしに漂う異臭だ。環境整備は焦らずにゆっくりと、しかし着実に。余生は美しくて簡素な環境で楽しみたい。

 

   子供の頃、40日間の夏休みは大変長く感じていたが、今や毎月たったの一回を予定している近況報告の締め切り日はあっという間に追いかけて来るように感じている。一度に書き上げるのは半ぼけ老人には負担が重い。少しずつ書くことにした。日々の我が行動を記憶し、執筆時に正確に思い出す努力は『ボケ防止』に役立つはずとの、我が独断を信じつつ・・・

 

 

① 飲酒量管理

 

   私にはアルコール依存症状は現れてはいない。でも、純アルコールに換算して日当たり80ccの上限を断固として守る決心をした。どうせあと数年の命、飲食の制限は最小限に留めたいだけ。そのためにパイレックスの計量カップを通販で購入。

 

   純アルコール・・・プレミアムモルツ350cc*0.055=19.25cc・・・186/

      スコッチ・・・・・50cc*0.4=20CC・・・・・・・・・・・・・・・70/50cc

  

   今までは日頃飲みなれていた酒に関して、純アルコール成分当たりの価格では比較したことがなかった。意外だったのはホワイトホースやジョニーウォーカーの赤ラベルなどのスタンダードウイスキー(国際線のエコノミークラスで出される、飲み放題の無料ウイスキーと同じレベル)の安さとビールの異常な高さだ。

 

上記の購入価格は毎月末の木~日、愛知県下では有名なチェーン店の酒屋が実施している割引日の価格だ。酒類の価格差は酒税の違いだけでは説明ができない。日本のビールは国際的に比較しても高すぎる。殆どの国では缶ビールは過去30年間、我が海外旅行での体験では1ドル前後/缶だ。サービス料金が加算されるホテルや居酒屋で、価格が高くなるのとは意味が異なる。誰が不当に儲けているのか??

 

日本のビール業界はビールもどきの安価なビールを売り出しているが情けない。日本の恥さらしだ。こんなことでは海外事業が成り立つはずがない。今年になってふとした機会にサントリーの卑しい商法に気づいた。

 

定価販売のコンビニではプレミアムモルツの缶ビールの価格は238円、容量は330cc。何と一口分少ないのだ。スーパーや酒屋で売られているプレミアムモルツやアサヒのスーパードライなど他社の缶ビールは全て350ccなのに!! 純アルコール量に換算すればコンビニのプレミアムモルツがスコッチの3倍以上もするとは何事かと叫びたくなった。

 

世界的に見れば、日本のように綺麗な軟水に恵まれている国は大変少ない。コカ・コーラやハイネケン社の国内外の飲料工場では、石油化学工場のような巨大な造水設備が稼働している。その結果、自国だけではなくどこの国でも安定した同一味覚の製品を安価に生産できるからこそ、グローバル企業として成長・繁栄している。

 

   ビール業界と同じような卑しい商法は日本酒業界にも当てはまる。私は蔵元を今までに数ヶ所見学した。案内人が自慢げに説明すればするほど、聴いていて馬鹿らしくなった。埃だらけの汚い麹工場。天井や壁等には宝のような麹菌が繁殖しているからこそ掃除はしないのだそうだ。

 

   単なる出稼ぎ肉体労働者を『杜氏』と崇め奉り、高温多湿の作業環境で裸にさせて働かせている。当社は酒造りに最適な冬季に醪(もろみ)を仕込み、杜氏が木の道具でかき混ぜながら醗酵条件が最適になるように維持管理している。この地に工場があるのは酒造りに最適な水が採取できるからだ・・・。

 

   こんなことではビール業界同様、世界各地で日本酒は造れないではないか。それどころではない。地方で造られた誰も知らない日本酒を買い集め、灘や伏見の老舗の名前を貼り付けて、さも日本有数の銘酒だと強弁しながら販売している。彼らは税金集めが主業務の国税庁の奴隷と化しているのだ。その奴隷作品を有難そうに飲んでいる馬鹿面の日本男児がゴロゴロ・・・。

 

   灘の湧き水が酒造りに最適ならば、湧き水の成分を分析し同じ成分を清潔な軟水に加えるのはいとも簡単な工程だ。私はかつて夏季のtennisでは汗を流しすぎて全身痙攣を起こし、数回も救急車で病院に運び込まれた。

 

   医師は単に生理食塩水みたいな液体500ccを点滴で静脈に注入しただけ。15分後には痛みも痙攣も取れた。血液中の電解質をチェックしたら回復していた。この体験からスポーツドリンクの価値を知り、美味しくもないスポーツドリンクを夏季のtennisの時だけは持参している。爾来、痙攣は全く発生していない。

   

   清潔な工場・コンピュータで工場内の温度も湿度も管理・醗酵条件の維持管理の自動化・造水設備を導入し、一年中24時間連続して酒を造れば工場の稼働率も高まり、安価に酒を造れるはずだ。私は馬鹿らしくなって日本酒とは訣別してしまった。

 

在宅時には朝と夕方の入浴後、プレミアムモルツを各一缶。昼はスコッチ50cc。我が就寝時刻は通常夜7時~8時。偶に尿意で真夜中に覚醒することがある。その時にはこれ幸いと眠くなるまでの約2時間テレビを視聴しながら、冬季はスコッチ50ccを沸騰したお湯で希釈後チビリチビリ。外出予定日は朝風呂には入るものの飲酒は中止。これだけのルールを課すだけで日当たり80ccの上限は守れる。

 

   居間にある我が専用の冷凍庫と冷蔵庫から好みの摘みを取り出し、テレビを早送りで視聴しながらのんびりと飲酒。同居人の老婆がやたらと話しかけることもないこの深夜の時間帯こそ、ストレスを感じることもなく生きている喜びが味わえる我が天国だ。

 

② 畳表の張替

 

   断捨離に奮戦した結果、畳の変色が目に付きはじめた。25年前の中国への出張時に天津の工場で購入した分厚い六畳用の段通を8畳間に敷いていた。15年半前の定年退職時に畳表を張り替えて以来、畳表の更新はしていなかった。

 

   我が子供時代は畳表の張替時には職人が来宅し、手で藺草(いぐさ)製の表や周辺の縁を長大な針で縫い付けていた。しかし、平成時代の新築住宅ではフローリング張りの洋間が多くなり和室は激減。連動して畳屋も激減。一方、畳の張替作業は機械化され、職人も激減。

 

   今や生き残った大手の畳屋は新聞広告やチラシで、たったの1畳からでも注文を引き受けると宣伝し、畳を持ち帰り工場で張替えては納品する物流業者に変わった。我が居間で剥出しになって変色していた畳1枚の張替を注文。税込2,940円。畳の上には小型とはいえ冷凍庫と冷蔵庫が鎮座。若者は重たい冷凍庫を鷲掴みに抱えて移動。

 

   8畳間の中心部の二枚の畳表は新品同様の青さ。周辺の5枚は絨毯からはみ出た部分のみが変色していた。私は、各畳は同じ場所で180度回転させて嵌め込むようにと依頼。力仕事代は勿論出すからと言ったが、予期せぬ返答。畳は家の変形が原因で変形しているから嵌め込めません。偶に嵌め込めることはあります。

 

   我が家は鉄筋コンクリート。畳が変形しているはずがない。万一変形しているなら、手持ちの掛合(かけや)で縁を叩いて変形を修正すれば済むはずと主張したが納得しなかった。納品時に今回の畳を180度回転させて元の位置に嵌め込んだら、掛合を使うまでもなくすんなりと収まった。

 

   残りの5枚の畳の回転作業を依頼したが断られた。彼らのノルマは厳しい。ヤマト運輸や佐川急便の配達ドライバーのように走り回って仕事をしていたのだ。もう少し暖かくなったら、絨毯を取り払って自分で畳を回転する予定だ。

 

③ 赤ニシ貝の試食

 

   昨秋来、一流ホテルでの食材の偽装が話題になった。一番大きなニュースとして取り上げられてマスコミに叩かれたのが、札幌最大のホテルの偽アワビ事件だ。老舗ホテルを信用していた顧客にはその偽装を見破れなかった。発覚したのは内部告発だったのだろうか?

 

   アワビの代わりに使われていた食材は赤ニシ貝だった。日本周辺でも少量は取れるが主産地は海外。活黒アワビは1,000/100g。私は顧客が騙されるほどの貝ならば、偽物を承知で食べたくなった。インターネットで検索すると刺身用の冷凍品が1,000/600g。トルコ産。何という価格差。偽装が仕組まれるはずだ。羊頭狗肉の典型だ。良くぞ気が付いたものと、赤ニシ貝を発見した調理人に軍配!!

 

   送料以外にも冷凍便代が加算されるので、少し多めの3,000g購入。赤ニシ貝は大きなサザエに似ていた。内臓は除去され頭部と胴体だけだったが大変固い食材だ。とらふぐの刺身のように薄くスライスした。入れ歯もなく自前の歯を自慢していた私は、その硬さに辟易。

   次の選択肢は焼くことだった。しかし、矢張り固くて食べにくい。煮ても焼いても食えないとはこのこと。最後の手段として圧力鍋を取り出し弱火で10時間も煮た。アワビそっくりの歯触りになった。老舗ホテルのベテランシェフが来客を欺くのは、いとも簡単な調理で済むからだ。

 

④ 確定申告

 

   3/11豊田市内の臨時会場に出かけて確定申告をした。我が温泉旅行の仲間は全てパソコンで申告したそうだが、私には毎年変わるルールを勉強する意欲が全くない。税務署員(もしくは市役所の職員?)に証拠書類を渡し、言われるままに備え付けのパソコンにデータをインプットするだけだ。インプットだけは本人がするのが規則だそうだ。

 

   あれこれ難癖を付けられ延々3時間の論争。その一例を挙げる。私は、配当金は銀行口座に振り込む手続きをしている。その結果、株式の配当金領収書は不要と判断し昨年からは破棄していた。税務署員に通帳を示し、税引き後の合計値と一緒に提出した。

 

   税務署員は領収書の添付が必須条件だと主張。しかも税込の合計金額を提出しろと無意味な主張を繰り返した。私は通帳の記載事項が疑わしいのならば銀行に問い合わせろ、税込金額が必要ならば、税率は分かっているのだから逆算しろと逆襲。

 

   いやしくも複素関数論が得意だった私には、たとい身は半ぼけ老人に落ちぶれようとも、そんな算数レベルの計算などは何と言われてもする気が起きない。領収書が必要ならば通帳をコピーしろと命令した。署員は不満たらたらの表情を見せながらも、せっせとキーの大きな電卓で計算をした。

   

こうしたことを他項目でも繰り返しながら、我が主張を断固として認めさせた。ある時返答に窮した税務署員は先輩と途中で遂に交代した。天引きされていた税金を、荊妻の分と合計して、たったの128,166円だったが取り返した。帰宅後、我が勝利を祝して缶ビールで細やか乍らも一人で乾杯!!

 

➄ 今年初めてのゴルフ

 

   3/12,昨年12/11以来三か月ぶりにロイヤルでゴルフをした。冬は我がホームコース(ロイヤルカントリーと加茂ゴルフ倶楽部)は氷点下になるほど寒さが厳しく、数年前からplayは遂に断念した。若い頃は7:00のトップスタートを意図的に確保し、新雪を踏み固めながら1/2の初夢杯(ロイヤル)1/3(加茂)の新年杯に挑戦していたがそれも今は昔。

 

   今年の冬、ロイヤルは2週間閉鎖してクラブハウスをリフォームした。天井・壁・床・家具・絨毯が新築ホテルのロビーのように一新されていた。景気も少しずつ回復してきたのだろうか。我が体力は年々衰え、ティーショットもセカンドショット以降も自分の好きな位置に勝手に移動してのplay。ルール通りのplayはグリー上でのパッティングだけ。

 

   移動距離の半分はカートに乗っているのに18ホールを回るのがやっと。すっかり疲れ果てた。でも何とか三年後の傘寿までは、健康維持のためにもゴルフは意地でも続けたい。

 

⑥ ベランダの手すりの塗装

 

   我が家の屋外のベランダや階段には鉄製の手すりが延べ61.5mあり、10年に1度再塗装している。3/123/14の2日間(3/13は雨だった)、職人が二人来ての作業。錆落とし、防錆のための下塗り、上塗りをした。塗り忘れ防止を兼ねて前回とは塗料の色を変えた。気分が一新できた。

 

引抜き加工された断面が四角い鉄骨の枠の中に何処からともなく水が入り、厳寒時に凍結したのか一部膨らんでいた。錐で水抜きの穴をあけたら少量だが錆を含んだ水が出て来た。職人に指摘されるまで気づかなかった。流石はプロだ。

 

⑦ 丑三つ時の地震体験

   

   尿意で覚醒⇒暇つぶしに深夜パソコンに向かっていたら、3月14日午前2時7分建物が2回ゆらゆらと揺れた。最初にP(縦波)、後にS(横波)が現れた。両波の時間間隔が大変長かったので豊田市からはかなりの遠距離に震源があったと推定。テレビを見たら愛媛県沖だった。

 

   2011年3月11の東北大地震の時は確定申告に出かけ、帰宅2分前に地震が発生。しかし、車を運転中だったためか地震には気づかなかった。でも、居間に到着したら天井から吊り下げていた蛍光灯が未だ揺れていた。期せずして今年の確定申告日も3月11日だった。

 

⑧ 大腿筋と脹脛の強化

 

   半年前から朝と夕方の入浴時に各10分間、43℃の浴層の中でストレッチを開始。これはヒートショック筋肉トレーニングに当たると後日知って意を強くした。継続は力なり。Tennisでの水平移動速度が増加した、と自他ともに認める成果が今年になって顕著に現れてきた。

 

   理由は分からないものの、便通が爽やかになった。お腹が加熱され血液の循環量が増え、大腸の蠕動運動が促進されていると推定。何故か入浴中にガス()が大量に発生。その効果か空気銃の玉の移動のように便が直腸へと移動しているのでは、とこれも推定。朝の入浴後30分以内に自然な便意が発生。便の滞留時間が短縮⇒脱水時間が短縮されたのか、過去と同じような飲食生活なのに便はやや柔らかくなり、その体積が3~5割増し。

 

⑨ 腸腰筋の強化

 

   入浴時のストレッチでは階段などの上下度で使う腸腰筋の強化には役立っていないと実感。散歩嫌いの私は室内の階段を往復して腸腰筋を鍛えようと決意。その一助となるべく、階段を下るときの安全のために右側に手摺を付けた。

 

   春暖の週明け3/17の月曜日から開始。1日僅かだが10往復。でも、これだけでも1年で8,848m(Everest)3,774m(富士山)に各一回登るのと力学的には同じ仕事量になる。

 

   3.5m*10*365=12,775m>8,848+3,774m=12,622m

 

   室内の階段での腸腰筋の強化訓練は何としてでも決行する覚悟だ。我が知人曰く『3日坊主』になるそうだ。見えざる心を見せる手段は論より証拠のみだが・・・。

 

   階段の上下動は毎分一回のゆっくりとした運動。腸腰筋は肉体のどこにあるのか自覚できない。整形外科医は色んな強化法を提案しているが真似るのは面倒。目的は上下動の強化なので、階段の上下はたとい効率は悪くても、目的には直結しているから不合理とは思えない。

 

階段の上下動を繰り返した。10分間で旧丸ビルの一階から屋上までの上下動に匹敵する仕事量だ。10回目には軽く汗ばむほどだった。大腿筋への負荷は特に強く感じた。一年経てば坂道を登る体力が少しは付くはずと楽しみにしつつ・・・。

 

   最初の評価は今年5/155/23の日程で出かける人類最初の世界帝国、かつて西アジアに君臨したアケメネス朝ペルシアだ。どうしても見たいのはアレキサンダーに焼き討ちされたペルセポリスだ。その次は温泉旅行仲間と6/96/10に出かける長野県上田市の別所温泉だ。何とか仲間の歩行速度並には歩きたい。

 

⑩ 居間のカーテンレールの取り換え

 

   我が居間のカーテンレールは新築移転(昭和4912月7日・36)直後に、ホームセンターで購入したレールを自分で取り付けた。レールは室内に剥き出しになったまま。来客用の洋間だけはカーテンボックスを大工に取り付けさせた。

 

   今回、部屋の雰囲気を一新すべく近くの職人に依頼した。標準品のカーテンボックスを取り付けるだけ。見積もり金額は37,000円。僅かな金額なので相見積もりは取らなかった。面倒なのだ。4月に工事をしても税込金額は変えないとの約束をした。

 

⑪ 居間柱や梁の塗装

 

   我が居間の大きさは12畳。その内の4畳分はクローゼット・押入れ・50インチのテレビ置き場に改装していた。築39年半も経つと、材質も異なる柱や敷居・梁の色が不揃いになり、汚たならしくなった。

 

   塗装会社4社から相見積もりを取り寄せた。我が見積もり条件は、最初に表面の汚れを研磨して落とし、オイルステン塗料を2回塗り、木目(年輪)は残し、色はお気に入りのクローゼットの扉に極力近づけるというものである。

 

一発勝負。1円でも安い会社に発注するとの約束をした。4社の5%の税込見積もり金額は40,42542,00046,41048,500円だった。それぞれの営業マンに結果を報告した。一番札の会社には工事は何時でも構わない。但し4月になっても消費税は5%分しか支払わないと念押しをした。    

 

   二番札は何時もお世話になっている会社だった。でも、一番札の会社との差額1,575円はスコッチ22回分の金額だ。気の毒だったがお引き取り頂いた。各社の営業マンからは何一つ苦情を言われることもなく、素直に了解していただいただけではない。約束通りの連絡へのお礼すら聞かされた。

 

⑫ 寝室のガラスの二重ガラス化

 

   我が寝室は3階の南西の角に位置する六畳サイズの洋間。元は長男用の部屋だった。夏は西日が照り付け就寝時の室温は超寒がり屋の私でも汗が出るため、エアコンは必須。冬は南側の大きな窓から寒気が入り込んでいるかのように寒く、エアコンの暖房能力に不足を感じる日々。

 

   近所のガラス屋にペアガラスを注文。84,000円だった。20年前の微かな記憶と比べれば価格が大幅に下がっていると感じた。資材到着日が分からないから、工事は四月になるかもというが、私は5%の消費税で良ければ発注すると回答。

 

   同じサイズのエアコンなのに2階北側に位置する10畳サイズのdiningキッチンは、窓が小さいためか大変暖かい。効果があれば2階の南西に位置する来客用の洋間と和室のガラスもペアガラス化したい。しかし、我が居間のようにサッシの枠までは取り換えない。急に高くなるからだ。

 

⑬ やっと股引を2枚にした

 

今冬の寒さは格別だった。股引は3枚穿いていた。一番内側にはユニクロのヒートテック、その上に中国製の絹のインナー、一番上に国産のアクリル製品。テニスの時は更に下着の上に穿くウインドブレーカー。3枚重ねての下着は排尿時に大変不便だったが、我慢せざるを得なかった。

 

やっと春暖到来。3/19に絹のインナーを脱いだ。寒さにも強い元気な仲間が羨ましい。

 

⑭ 土筆 

 

   我が家から1km地点に土筆の大群生地がある。今や日本人は土筆には関心がないらしい。近辺の先住民がこの群生地を知らない筈がない、でも3/19にはライバルは一人も現れず。私は小学生の頃には毎年土筆採りを楽しんでいた。塾も無く動機の半分は暇つぶしだった。

 

結婚以来、毎年荊妻と土筆採りに出かけていたが、ここ数年は一人で出かけている。その時は面倒な袴取りは荊妻に押し付けている。今年は我が家庭菜園で蕗の薹が沢山採れた。昨年の家庭菜園の手入れの成果だ。1年にたった一回だが、土筆を食べないと春が来たとの感動が薄らぐ。

 

日頃荊妻は天麩羅を殆ど揚げない。昨秋からプレミアムモルツを買うたびにひと箱に付き400ccのキャノーラ(カナダ産の菜種油)が付録に付き、10本も溜まって困っていたらしい。土筆の調理法は何時も単なる卵閉じだったが、荊妻は蕗の薹と一緒に天麩羅にしてくれた。

 

春の七草にも入れて欲しかったが、正月明けは未だ寒さが厳しく、土筆には出番がなかったのだろうか? 春の七草を検索するまで人日の節句があるなどとは全く知らなかった。でも、私は七草には関心が湧かない。集めるのが大変だ。スーパーに買いに行くほどの意欲も湧かない。美味しいとも思えないからだ。

七草(ななくさ)は、人日の節句1月7日)のに、7種の野菜が入ったを食べる風習のこと。

元々の「七草」は秋の七草を指し、小正月1月15日のものは「七種」と書く。この七種も「ななくさ」と読み、一般には7日正月のものを七草と書くなど、現在では元々の意味がわからなくなり、風習だけが形式として残った。これらの事から、人日の風習と小正月の風習が混ざり、17日に「七草粥」が食べられるようになったと考えられる。

人日(じんじつ)とは、五節句の一つ。1月7日。七種粥を食べることから七草の節句ともいう。


   節句の内、5つを5節句と呼んで特別扱いをしているなどとは全く知らなかった。5節句とは下表の通り。

人日(じんじつ)

1月7日

七草の節句

七草粥[3]

上巳(じょうし)

3月3日

桃の節句・雛祭

菱餅白酒など[3]

端午(たんご)

5月5日

菖蒲の節句

菖蒲酒。関東では柏餅、関西ではちまき[3]菖蒲湯の習俗あり

七夕(しちせき)

7月7日

七夕(たなばた)

裁縫の上達を願い素麺[3]が食される(織姫も参照)。

重陽(ちょうよう)

9月9日

菊の節句

を浮かべた酒など[3]菊酒も参照)。


なお、新暦では33日・55日・77日は同じ曜日となる。

古来中国では、正月1日をの日、2日を狗()の日、3日を)の日、4日をの日、5日をの日、6日をの日とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていた。そして、7日目を人の日(人日)とし、犯罪者に対する刑罰は行わないことにしていた。


また、この日には7種類の野菜(七草)を入れた(あつもの)を食べる習慣があり、これが日本に伝わって七草がゆとなった。日本では平安時代から始められ、江戸時代より一般に定着した。人日を含む五節句が江戸幕府の公式行事となり[1]将軍以下全ての武士が七種粥を食べて人日の節句を祝った。

また、この日は新年になって初めてを切る日ともされ、七種を浸した水に爪をつけて、柔らかくしてから切ると、その年は風邪をひかないと言われている。

⑮ 居間の塗装

   3/20 寒い雨の中、職人が一人で我が居間の塗装に奮戦。20年の経験があるという40歳の超ベテラン。居間の敷居・柱・梁・敷居など部屋の中心から眺めて視野に入る全ての木質部の色を我がお気に入りのクローゼットの扉の色に合わせた。


   色合わせが万全なだけではない。マスキングも一切せずに刷毛だけで塗り上げた腕には感嘆。超満足。我が積年の夢が叶えられた。社長に出来栄えを報告したら、40,425円の見積もりは4万円で良いとの回答。

   『細々と生きている年金生活者』との信条がいつの間にか身に沁みついていた。二番札との差額が2,000円になったと分かった途端、直ちに計算をしたくなった。2,000/70=28.5 28回分のウイスキー代が手に入る。これにも満足。私には居酒屋に出かけて酒を飲む習慣はない。車の運転ができなくなるだけではない。我が人生と女将やオーナーとの人生を因数分解すると共通因子が無いためか、話題が続かず疲れてくるからだ。

⑯ 男寡への助走

我が同居人は何が楽しいのか数年前から外出が多くなった。そんな日には天気さえ良ければ、これ幸いと昼食では外食を繰り返していたら、お気に入りだった筈のメニューに飽きてきた。好物だった筈のリンガーハットの長崎チャンポンのスープは半分残すようになった。味が濃すぎるのだ。

全国チェーン店の回転寿司で人気のあるスシロー・かっぱ寿司・はま寿司への食欲も細ってきた。店頭の広告でネタの鮮度を幾ら強調されても、疑問に感じてきたのだ。松坂屋の魚屋が店頭で握ってパックに入れて売り出している握りずしの方が美味しく感じられてきた。

松坂屋の魚屋は毎朝市場から魚を仕入れているが、全国チェーン店のネタは1日遅れになっているのではないかとの疑問が消えない。大学&トヨタ後輩の知人は豊田市近辺のレストランなど100軒も回ってお気に入りのメニューを探したそうだが、納得させられてきた。

結局私は我が専用の冷蔵庫と冷凍庫から、その日の気分に合わせて食材を取り出し、酒をのんびりと飲む習慣に戻り始めた。嫌いなものを無理して食べる義務はないのだ。

⑰ 980円の電波腕時計とクオーツ腕時計

   海外旅行時には時差ボケも手伝い、ホテルなどに電気かみそりなどの小物類を忘れることがある。その対策として近くのショッピングセンター内の時計屋で発見した980円の中国製の腕時計を購入。2月に入り電波時計が止まった。電池切れかもしれないと思い購入店に出かけた。

    店頭にいたのは女性。電池ならば500円。故障ならば直せませんという。品質保証書などは知らぬが仏。専門の職人に相談し、修理代が1,000円を超えるならば破棄せよと言って預けた。後日、電話で電池切れだったとの連絡があった。

   クオーツ時計の金属製バンドの固定部分が外れた。修理するには特殊な工具が必須。店頭で簡単に修復。安物の時計でも時刻は正確に刻んでおり、実用上では何の支障もなかった。でも時計がなければ不便。

⑱ 祈りとの訣別

   私には神社やお寺でがんが再発しないようにとか、家族の幸せとか何かの願いを念じ乍ら祈るという観念が全くない。建物を観光対象として眺めているだけなので、海外旅行同様一回見れば十分だ。自宅には神棚も無ければ仏壇置場もない。有史以来、宗教は国の統率のために権力者に利用されつつも手厚く保護もされてきた。しかし、第二次世界大戦後に至って、先進国では宗教の支配力は激減し始めたようだ。

   21世紀に入り特に日本では、人生での成功の証しかの如くに人に見せるだけの大袈裟な告別式は、馬鹿丸出しかのように敬遠され家族葬へと急速に変わり始めた。流行に敏感な政財界の有力者でも家族葬の後は、質素なお別れ会に変え始めた。今後、小さな神社やお寺は急速に姿を消し、神主や僧侶は子供にすら敬遠され後継ぎがいなくなりそうだ。

総人口の増減は大変緩慢だ。でも、職種別に吟味すると専従者たちの増減は大変速くなってきた。過去30年の間に就業人口が半減した分野は枚挙に暇なしだ。農林水産業や各種の職人、家族経営の小売りなどのサービス産業だけではないようだ。長い間安定していると見なされていた宗教界にも、遅まきながら限界集落の崩壊と共に改革の波が襲い始めた。

⑲ テレビ

    私がプラズマテレビを買った動機は液晶テレビと比較して、斜めから見ても色が変わらないこととスポーツ番組などのように、速い画像の残像時間が短く鮮明に映ることにあった。でも、加齢とともに動体視力が極端に低下し、フィギユアスケートや相撲のように動きの速い運動への視認性は極端に悪くなり長所だった魅力も激減した。

    いつも感嘆するのは現場で頑張っている解説者の動体視力の凄さだ。僅か1秒足らずの過渡現象を正確に思い出しながら解説する能力には、流石はプロだと驚愕するだけだ。

    テレビ放送にはスローモーション機能が遥か昔から採用されている。自宅での録画再生の場合には、多段階の早送り機能も付いている。でも、何故かスローモーション機能が付いていない。フィギユアスケートのプレイヤーが何回転していたのか、大相撲で足が俵からどの瞬間に飛び出ていたのか確認したいのに、それができない。

視力が落ちて来た私には4Kテレビや3Dテレビなどには何の興味も湧かないが、スローモーション再生テレビが欲しくて堪らないのに、何故関係者は売り出さないのか、不思議だ。

 

気象庁の天気予報によれば3/23からは本格的な春になるそうだ。5月1日にホームページに転載予定のボケ防止原稿は、3/23からの執筆にする予定。テーマを変えたいからだ。

 

 

 

読後感

今回、3月の近況報告を拝見し、遥かに来つるものかな、と言う感想を強くしました。

小生も古希に至り石松さんの後を追うという感覚がありますので、石松さんの後期高齢者到達と海外百カ国の結願が海外旅行とホームページ維持の意義を喪失しかけた、と言うことに、驚きながらもそのようなものかと納得もしました。

ずっと感じて来ていたことですが、書かれていることが少しずつ変化していることを感じます。初期の頃の海外旅行記述では、快刀乱麻の雰囲気がありました。何事にも造詣深く意欲満々のところから、でしゃばり、余計なお世話的なところへ頭を突っ込み、問題点を見つけては一刀両断されるようなところが、記述を拝見していて爽快感愉快感を抱いたものです。最近の海外旅行記では、この余計なお世話的な突込みがなくなっており、石松文の味わいが薄れてさびしい思いを抱いていました。

今回はボケ防止を思い立って、これから月度の近況報告をしていただくとか。今回の3月の論述では、旅行記での書くことが少ないためにか、私的な出来事を多く述べられており、その結果がでしゃばりや余計なお世話とは違った意味で、出過ぎるような気力充実した味わいがあります。

現在、社会には大きな問題もあり連日マスコミを賑わせていますが、石松さんが社会に対して歯痒さや苛立ちなど問題と感じておられること、をエピソード的に1つずつくらいに月度近況報告に挿入いただければ、石松節を拝読するわれわれも大いに楽しく、報告を待ち遠しくなろうと言うものです。

今後とも相変わらず元気な気迫あふれる随想をお待ちしております。

① トヨタ&大学後輩・工・技術士・企業コンサルタントとして東奔西走しながら大活躍中

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久しぶりにホームページ拝見。手短な近況報告で直ぐ読めました。

時々気合を入れて会社と自宅のデスクの上を片付けるのですが、直ぐに色々溜まってきます。

この状態でお陀仏したらみっともないな、と何時も気にはしているのですが。

② トヨタ後輩・工・定年退職後に自ら探した会社のタイにある子会社の社長・頑張り屋

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「旅行記」から月一回の「近況報告」に変更された由。私どもの年配者の興味も海外旅行より身近な出来事に移行しているので時宜を得たご判断と歓迎します。.

それにしても執筆の意欲に敬意を表します。作家など執筆活動者に「ボケ」を見たことが無いので、石松さんにはたとえアル中にになろうとも、ボケることは絶対ないと確信しています。

①.「飲酒量管理」を拝読して;
私は毎晩 晩酌します。ビールなら500cc1缶、日本酒なら1合、ワインなら200ccコップに1杯。お菜(おかず)により選択します。

純アルコール量を計算してみたら、前記の順に27.5cc、25.2cc、22cc。差はあるが気持ち良く酔っているので均す必要はないかと。

ビールは20年ほど前、最も安い発砲ビールにしていたが、近年あと飲めるのは僅かの年数と悟り、美味しいものを飲まねば損だと高価な銘柄に替えました。自己満足できればそれが幸せ。

②.畳の回転について;
昔、北陸の片田舎に住んでいた時、毎年秋に「大掃除」と称して、畳を干していました。畳の裏側に墨でカタカナと漢数字が書いてありました。訊くと畳の位置と向きを元通りにするためです。

畳師は命をかけて微調整をしてきれいに敷き詰めています。ユーザーの勝手な注文を出さんといてください。

④、確定申告;
医療費控除を得るために毎年医療費の明細書(領収書)を提出しています。100枚ほどになるので大きな紙袋に入れて出します。

申告時、「この領収書は本当にご覧になるのですか?」と尋ねたら「見ていると思います。」とにやにや。一度 誤魔化して提出してみたくなった。

⑩⑪.家の改造;
消費税増税の前に台所のリフォームを計画、懇意の工務店に一括して任せ3月中に完成する見積書で契約した。

ところがつい先日、台所設備メーカーからシステムキッチンの受注増に対応できず納期が3カ月遅れになると。

「先に交わした契約を守ってもらいたい。システムキッチン設備の代金はもとより、それに関連した壁・天井の張り替え工事についても増税分を貴社で負担してください」・・・結論は未定。

石松弁護士に助太刀してもらいたい。


③ トヨタ先輩・工・ゴルフ&テニス&温泉旅行仲間・敬妻&愛妻&恐妻家・超元気翁

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その①

このところ消費税対策に追われています。実は何時も何かに追われている気持ちです。これで辛うじてボケに突入していないのですかね。

自立して生きていけるギリギリの年齢に達しました。体調が悪いときは、半身不随になったらどうしよう、死んだらどうしようと心配します。日本人は仏教を信じているから死を怖がらないとか、歳をとったら死が怖くなくなるというのは本当でしょうか?

その点10年以上前に癌の中でも難病の食道癌にかかりながら、さらに何度も癌宣告されながら、気持ちがめげなかった石松さんは偉いですね。気持ちが負けていたらとっくに癌に飲み込まれる、その状態をよくぞ克服されてきましたね。

しかし、なかなか真似できそうにありません。真似は出来ませんが、大いに刺激されます。この刺激は私のぼけ対策の1つです。今後も宜しく。

その➁

石松さんの多量のホームページには感心する。石松さんが5回も癌になりながら克服できたのは元々の強さに有るのでしょうが、また、癌克服が石松さんにさらなる強さと、石松流ぼけ対策原型をもたらしたのでは!? 

石松さんは非常に活発に発信しています。これに乗っかって、珍しいボケ対策を披露します。『背中と手足に10カ所、お灸をしている』。「熱い!熱い!」。しかし神経が元気ついて良いボケ対策だと信じています。実は胃腸が弱く、また風邪を良く引き、その上、白血球が人の半分以下になったが、治療薬が苦痛で、45年前日本古来のお灸に頼りました。

お灸の後日談、または、お灸院の広告(報酬無し)。子供が1歳時のツベルクリン検査で強陽性が判明。発症はしてなかったが予防的にイソニコチン酸ヒドラジッドなどの薬を飲ませた。本当に発病したらとても恐いので薬を予防的に飲ませるものだそうです。副作用として神経発達を阻害することがあると書いてあったが、始まったばかりの言葉が出なくなってきた。

それで薬の量を半分に減らしてお灸をした。お灸院では、妻でなく私が子供を抱いてお灸をして貰った。当然激しく泣いた。これが長年の反抗期と父親子喧嘩を助長したかもしれないが、言葉が遅れるなどの副作用は目立たなくなった。

④ 高校同期・世界的な学者・千葉大学名誉教授

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